花粉シーズンは2月上旬に九州や四国、東海、関東の一部からスタート!

令和3年春の花粉の飛散開始時期は、全国的に例年並みとの発表がありました。2月上旬に九州北部や四国から、スギ・ヒノキによる花粉シーズンが始まる見込みです。花粉飛散数は東海地方は、前シーズン比220%と非常に多い予測が出ています。スギ花粉は飛散開始となる前から、わずかな量が飛びますので、早めの対策を心がけてください。

花粉症とは、体内に花粉(アレルゲン)が入ってきた時、それを排除しようとする「免疫反応」によって、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状が起こることを言います。花粉症の主な原因は、抗原抗体反応によるものです。

空気中を浮遊している花粉などのアレルゲン(抗原)が鼻粘膜に付着すると、体内に抗体が作られ、肥満細胞という名の細胞とくっつきます。その後、再びアレルゲンが侵入すると、肥満細胞からヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が放出され、ヒスタミン受容体(ヒスタミンを受ける鍵穴)と融合し、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー反応を起こします。

花粉症は現代病と言えます。昭和36年に、日本で初めてブタクサによる花粉症患者が発見され、その2年後にスギ花粉症患者が発見されました。以来患者数は年々増え続け、環境省によると国民の3人に1人が花粉症とのことです。

アトピー、食物アレルギー、喘息など、一般的にアレルギー体質の傾向が強い人は花粉症にかかりやすいと言われています。

特に、ダニの死骸などのハウスダストにアレルギーがある子供の70~80%が花粉症であり、逆にアレルギーのない子供の花粉症は30%以下という、明らかなアレルギーと花粉症の関係も報告されています。

コンビニやインスタント食品、ファーストフード、スナック菓子・・・こうしたものには添加物も多く、アレルギーへの影響は大きいとされています。

他に睡眠不足などの不規則な生活も、自律神経が乱れ、免疫機能が正常に働かなくなり、アレルギーを引き起こす原因となります。もちろん、ストレスもその立派な原因のひとつです。

アスファルトで舗装され、交通量が多く、コンクリートの建物が密集している機密性の高いマンションに住んでいる、あるいはビルで働いている人は要注意です。

特に自動車の排気ガスによる大気汚染は花粉症の増加に繋がる原因のひとつです。実際に、花粉の飛散数が多いけど空気のきれいな地域より、飛散数が少ないけれど大気が汚染されている地域の方が、花粉症を訴える人が多いケースがあります。

当院では、神経整体+エステプロラボ認定治療院です。症状の軽減や体質改善についてもご相談ください。